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中国沿海バルク運賃、石炭・穀物の需要鈍化で下落

2026年3月6日 (金)

調査・データ上海航運交易所が5日発表した2月の中国沿海(バルク)運賃指数は、総合指数の月平均が967.54となり、前月比4.6%下落した。春節休暇の影響に加え、電力需要の減少や穀物輸送の停滞などが重なり、主要貨種の多くで運賃が下落した。一方、原油輸送は小幅ながら上昇し、油種関連は比較的安定した動きとなった。

石炭輸送は需要減退が市況を押し下げた。暖冬と春節休暇の影響で工業・暖房向け電力需要が弱まり、発電所の石炭消費量は減少。沿海8省の発電所の日消費量は141.3万トンまで低下し、在庫日数は増加した。輸送市場では節前に貨物案件が減少し船腹過剰となり、運賃は下落。指数は939.75で同5.4%下落した。秦皇島-張家港航路(4万-5万DWT)は23.1元/トンと前月末から1.4元下落した。一方、節後は輸入炭の到着遅れで国内炭の輸送需要が回復し、華南向け運賃は上昇する場面も見られた。

金属鉱石輸送も軟調だった。春節前は豪州・ブラジルからの出荷が減少し、中国港湾の入港量も減少。港湾在庫は積み上がった。節後は海外出荷が回復したものの、中国側の到着量は船期の遅れで減少し、需要が弱い状況が続いた。指数は977.23で4.0%下落した。

穀物輸送は大きく下落した。北部港湾では集荷量が減少し、南部港湾の飼料企業は既存契約の消化が中心でスポット調達が低迷。指数は820.88で14.0%の下落となり、主要貨種の中で最大の下げ幅となった。

石油関連は比較的安定した。製品油輸送指数は1410.79で0.6%下落と小幅な調整にとどまり、原油輸送指数は1633.31で0.2%上昇した。市場では先行き不透明感から慎重な取引姿勢が広がったものの、輸送需要は大きく崩れていない。

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LOGISTICS TODAY編集部
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