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AIRCO、CO2から燃料生成する可搬型システム開発

2026年3月11日 (水)

(出所:AIRCO)

荷主米エネルギー技術企業AIRCOは10日、CO2から合成燃料を生成できる移動型燃料システム「MAD Fuel System」を開発したと発表した。コンテナ型の装置で世界各地へ輸送可能な設計とし、燃料を消費地で直接生産する分散型エネルギー供給の実現を目指す。開発は米空軍の技術支援プログラム「AFWERX」の資金支援を受けて進めており、総額7000万ドル規模のプロジェクトとなる。

同システムは回収したCO2と水素(H2)を原料に、航空燃料Jet A-1やディーゼル相当燃料DS-1などの合成燃料を製造する。太陽光や風力、原子力など幅広い電源を利用できるほか、炭素源も柔軟に選択できるのが特徴。燃料を輸送する従来型のサプライチェーンに依存せず、現地での燃料生成を可能にすることで、エネルギー供給の安全性やレジリエンスを高めるとしている。

AIRCOは独自のCO2転換技術「AIRMADE」を基盤に、複数のシステムをネットワーク化し自律的に燃料生産を最適化する構想も示している。将来的には航空・陸上・海上の無人プラットフォームやデータセンター、災害対応拠点などへのエネルギー供給にも応用する計画だ。

同社はNASAや米国防総省などとの共同研究を進めており、今回の資金支援により商業実証プラントの建設と技術の実用化を加速させる。従来の集中型燃料供給に依存するエネルギー物流の構造を変える可能性を持つ技術として注目される。

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