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栗林商船、RORO船でSVOバイオ燃料実証

2026年3月24日 (火)

(出所:栗林造船)

荷主栗林商船は24日、ジャトロファ由来のストレートベジタブルオイル(SVO)を用いたバイオ燃料の実証試験を、自社運航のRORO船で開始したと発表した。既存のC重油に対し10%を混合し、定期航路で運航する。ジャトロファ由来SVOを用いた海上輸送の実航路試験は国内初となる。

同社は2025年から、日本植物燃料などと共同でバイオ燃料の事業化に向けたフィージビリティスタディー(FS)に参画しており、今回の試験はその一環。ガーナで搾油したSVOを使用し、主機関や補機関への影響、燃料系統への負荷、排ガス特性、運用面での安定性などを検証する。

従来のバイオ燃料はFAMEやHVOなど加工燃料が中心だったが、SVOは製造工程が比較的簡素である点が特徴。既存エンジンでの利用可能性があり、導入コストや供給面でのハードル低減が期待される。一方で粘度管理や燃焼特性など技術課題の検証が必要となる。

海運業界では国際海事機関(IMO)の温室効果ガス削減目標の強化を背景に、燃料転換の動きが加速している。栗林商船は2030年度までに内航海運でCO2排出量を13年度比17%削減する目標を掲げており、バイオ燃料を現実的な選択肢の一つと位置付ける。

また、原料となるジャトロファは非可食植物であり、食料と競合しない持続可能な資源とされる。アフリカでの栽培を通じた地域経済への波及効果も見込まれる。

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