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DPワールド、ダカール港取扱量1000万個突破

2026年3月27日 (金)

調査・データDPワールド(UAE)は26日、セネガルの首都ダカールで運営するダカール・コンテナターミナルにおいて、2008年の運営開始以来の累計コンテナ取り扱い個数が1000万個に達したと発表した。

同社は08年に運営を引き継いで以降、ターミナルの近代化と処理能力の拡大に3億4000万ドルを投じた。年間コンテナ取扱量は08年の26万5000TEU(20フィートコンテナ換算)から25年には85万TEUへと3倍以上に拡大。入港船舶の待機時間も35時間から事実上ゼロへと短縮された。世界銀行のコンテナ港湾パフォーマンス指数において、サブサハラアフリカで最も効率性の高い港湾として評価されている。

(出所:DPワールド)

物流面では、ダカール・コンテナターミナルは西アフリカにおける主要な海上ロジスティクス拠点として機能している。セネガルをはじめ、海に面していない内陸国が国際市場へアクセスするための輸送回廊を支える役割を担っており、安定した港湾オペレーションがサプライチェーン全体の信頼性を左右する。ターミナルは冷凍・冷蔵設備を含む総合的な貨物取り扱いのほか、鉄道やトラックとの複合一貫輸送にも対応する。また、カサマンス地方(セネガル南部)やギニアビサウのカシューナッツ農家がアジア向けに農産物を輸出する際の出荷拠点にもなっており、農業系サプライチェーンへの貢献も大きい。

オペレーション面では、専用コントロールルームからの遠隔操作による高度機器の運用を導入しており、技術主導型のターミナル管理への移行が進んでいる。現在、同ターミナルの従業員は730人で、そのうち99%がセネガル人だ。

DPワールドはダカールの港湾容量の制約に対応するため、ダカールから50キロに位置するンダヤン港の建設を進めている。英国際投資機関(BII)との共同事業で、現在工事は予定通り進行中だ。新港湾の完成後は、現在のダカールターミナルが抱える物理的・都市的制約を解消し、内陸物流の効率化につながると見込まれている。

オックスフォード・エコノミクスの試算によると、ダカール・コンテナターミナルはセネガルのGDPに対して年間平均11億アメリカ・ドル(GDP比3.8%)の経済波及効果をもたらし、全国で17万人の雇用を支えているとされる。

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