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航空貨物需要11.2%増、供給上回るも中東リスクが影

2026年4月1日 (水)

調査・データ国際航空運送協会(IATA)が3月30日公表した2月の航空貨物実績は、需要(CTK)が前年同月比11.2%増、供給(ACTK)が8.5%増となり、需給は引き続き引き締まった。旧正月前の前倒し需要を織り込んでも力強い伸びとされ、世界貿易の回復(1月+5.2%)や製造業PMIの改善(53.1)などが下支えとなった。

地域別ではアフリカ(+21.0%)、中東(+16.5%)、アジア太平洋(+13.6%)が2桁成長を記録。欧州(+6.9%)、北米(+9.4%)も堅調だった一方、中南米は+0.7%と伸び悩んだ。主要トレードレーンも総じて増加し、特にアフリカ-アジア(+61.9%)や中東-アジア(+24.0%)が高い伸びを示した。

ただし、中東情勢の緊迫化は構造的な変化要因となる。燃料価格の上昇や供給制約、湾岸ハブの混乱が同時に進行し、航空貨物の運用コストとネットワーク安定性に影響を及ぼし始めている。足元の需要は強いが、供給側の制約が強まる局面では、輸送力の配分と運賃の変動が次の焦点となる。航空貨物はこれまでも混乱下での代替輸送として機能してきたが、今回はエネルギー制約を伴う点で従来とは性質が異なる。通年の市場見通しは、地政学リスクと燃料動向に強く左右される局面に入った。

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