ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

関通HDは売上20%増、物流回復で黒字転換

2026年4月10日 (金)
>> [pdf]この記事を印刷する(PDF)[/pdf]

財務・人事関通ホールディングス(HD)が10日発表した2026年2月期連結決算は、売上高が183億円(前期比20.1%増)と大幅増収となり、営業利益3億1900万円(前期は4700万円の損失)と黒字転換した。最終利益も2億600万円(前期は8億4800万円の損失)となり、前期のサイバー攻撃影響からの回復が数値面で表れた。

同社は前期のシステム停止を受け、当期を「信頼回復と基盤再構築」の期間と位置付け、セキュリティー強化とオペレーションの立て直しを進めた。EC(電子商取引)市場拡大を背景とした物流需要の取り込みに加え、AI(人工知能)を活用した人員配置の最適化などにより、倉庫運営の生産性向上を図った。

主力の物流サービス事業は売上高173億円(同19.2%増)、セグメント利益3億3300万円(前期は3億2800万円の損失)と収益回復をけん引。既存顧客の取扱量回復に加え、業務効率化によるコスト構造改善が寄与した。一方、ITオートメーション事業は売上高8億8400万円(38.5%増)と伸長したものの、セグメント利益は3600万円(88.9%減)と減益となり、セキュリティー対応や開発投資の負担が残った。

こうしたなか同社は、サイバーセキュリティー事業を分社化し、4月1日付で完全子会社「Cyber Governance Lab」を設立。ランサムウェア対応を通じて蓄積した知見を基に、リスク対策や監視、教育などのサービスを外販化する狙いだ。物流とITに加え、サイバー領域を独立させることで専門性を高め、収益源の多層化を進める。

27年2月期は売上高200億円(9.1%増)、営業利益4億8400万円(51.4%増)を計画。ホールディングス体制への移行を軸に、物流事業に加えシステム販売やサイバー事業など複数セグメントへ再編し、収益源の多角化を進める方針だ。

関通、サイバーリスク内製化へハワイに再保険会社

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。