ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

三菱商事ロジ、島村楽器とRORO活用モーダルシフト

2026年4月13日 (月)

認証・表彰三菱商事ロジスティクス(東京都千代田区)は13日、島村楽器(江戸川区)と同社物流子会社ホットラインミュージック(同)との共同取り組みが、国土交通省海事局の2025年度「エコシップ・モーダルシフト事業」で優良事業者に選定されたと発表した。東京-博多間の内航RORO船を活用し、長距離輸送の海上転換を進めた点が評価された。

取り組みでは、福岡ロジスティクスセンターから市川ロジスティクスセンターまでの1100キロの幹線輸送において、従来のトラック主体からRORO船主体へ切り替えた。三菱商事ロジスティクスが提供するモーダルシフトサービス「TODOCARRY」(トゥードゥーキャリー)を活用し、24年度には海上輸送の利用比率を70%超まで引き上げた。これにより、全量トラック輸送と比較してCO2排出量を54%削減したとしている。

▲表彰式の様子(出所:三菱商事ロジスティクス)

島村楽器側でも、福岡拠点の新設に伴い輸入貨物の荷揚げ港を博多港へ変更し、国際輸送距離の短縮と国内幹線の海上転換を組み合わせた。輸送距離と輸送手段の双方を見直すことで、サプライチェーン全体の効率化と環境負荷低減を同時に進めた形だ。

エコシップ・マーク制度は、海上輸送へのモーダルシフトを通じてCO2削減に貢献した荷主・物流事業者を認定する仕組みで、特に成果が顕著な取り組みには海事局長表彰が授与される。今回の事例は、荷主と物流事業者が連携し、具体的な輸送設計の見直しまで踏み込んだ点が評価されたといえる。

燃料価格の上昇やドライバー不足が続くなか、長距離幹線輸送の再設計は物流業界全体の課題となっている。内航海運の活用は有効な選択肢の一つだが、適用領域は貨物特性やリードタイム要求に左右される。今回の取り組みは、環境対応と輸送効率の両立を図るモデルケースとして、今後の展開が注目される。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。