荷主レゾナックは15日、クロロプレンゴム「ショウプレン」の販売価格を引き上げると発表した。値上げ幅は現行価格から1キロあたり80円以上で、5月1日納入分から適用する。
中東情勢の緊迫化に伴い、ナフサなど石化原料価格が上昇し、自助努力による吸収が困難な水準に達したとしている。同社はコスト削減を継続してきたが、事業の維持継続を優先し価格改定に踏み切った。
クロロプレンゴムは耐油性や耐熱性、難燃性に優れ、自動車部品や建材、工業部品のほか、接着剤や防水材、医療用途など幅広い分野で使用される基礎素材だ。値上げにより川下の製造業や建設関連分野へのコスト転嫁圧力となる可能性がある。
足元では、中東由来の原料供給不安を背景に石油化学製品の値上げや供給制約が相次いでいる。エチレン設備の減産やナフサ価格の高止まりを受け、塗料や接着剤、包装資材など物流関連資材にも影響が広がりつつあり、サプライチェーン全体でのコスト上昇圧力が強まっている。
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