荷主川崎重工業は20日、海事産業プラットフォーム「Aisea」(アイシア)を運営するアイディア(東京都新宿区)と共同で、船舶トラブル対応を一元管理する「カルテ機能」を開発したと発表した。工務管理DXソリューション「Aisea Maintenance」(アイシア・メンテナンス)上に実装し、船内で発生する機器トラブルや対応履歴、関連データを集約することで、関係者間の連携強化と迅速な対応を図る。
船舶管理の現場では、システム化が進む一方でトラブル対応はメールや表計算ファイルに依存した運用が残り、情報の分散による対応遅延や共有漏れが課題となっていた。両社は、単なる記録の電子化ではなく、関係者が同一情報を基に判断できる仕組みの構築が不可欠と判断し、機能開発に至った。
カルテ機能は、トラブルを案件ごとに「カルテ」として登録し、発生から解決までの経緯を時系列で管理する。過去事例を蓄積することで、類似トラブル発生時の対応迅速化にもつなげる。また、同一カルテ上で関係者がコミュニケーションを行えるため、従来のメールベースのやり取りを集約し、状況把握と意思決定の精度向上を支援する。さらに、アラームモニタリングシステム(AMS)と連携し、異常検知を起点に初期情報を自動取り込みする仕組みも備える。
現在、内航船・外航船の複数の船主や管理会社でトライアル運用が進んでおり、現場からのフィードバックを踏まえた機能改善を継続する。今後はAI(人工知能)や生成AIの活用により、トラブルの未然防止や予防保全の高度化も視野に入れるほか、Aisea上の他機能との連携を強化し、2026年度内の実用化を目指す。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。





























