ロジスティクスAIデータ(東京都港区)は20日、港湾・港湾ロジスティクス分野に特化したAI(人工知能)基盤「AI PortLogistics on IDX」において、7つの機能別AIモデル(7参謀)の提供を開始したと発表した。港湾運用から陸運、サプライチェーン、防災までを横断的に支援し、分断されたデータの統合と運用最適化を図る。
日本の貿易の99.6%は海運に依存しており、港湾はサプライチェーン全体を支える基盤となる。一方で、TOS(ターミナルオペレーションシステム)やWMS(倉庫管理システム)、通関、トラック予約などのシステムが分断され、個別最適にとどまる構造が課題となっている。労働力不足や設備老朽化、災害時対応の属人化も重なり、国際的に見ても生産性の遅れが指摘されている。
同基盤は、港湾運用、荷役、コンテナ管理、トラック、サプライチェーン、防災BCP、知財の7領域をカバーする。船舶スケジュールやバース稼働、荷役ログなどを統合し、最適なバース割当や荷役計画を提示するほか、コンテナ配置や搬出計画の最適化、トラック来場のピーク予測による混雑緩和を支援する。さらに、港湾から工場・配送センターまでのデータを統合し、リードタイム短縮に向けた改善策を提示する。
災害対応では、地震や台風などを想定したシナリオ生成と復旧計画策定を自動化し、運用継続性の向上を図る。加えて、港湾自動化や物流ロボット分野の特許動向を分析し、知財戦略の立案を支援する機能も備える。
同社は、港湾を「データで統合しAIが運用を支える」基盤として再設計することで、全体最適化を実現する狙いとする。今後は主要港での実証やデータ基盤構築を進め、港湾を起点としたサプライチェーン全体の最適化や運用標準化を目指す。
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