調査・データ名古屋税関が22日公表した2025年度の名古屋港貿易概況(速報)によると、輸出額は16兆4,572億円となり、前年度比0.2%減と5年ぶりの減少に転じた。
主力の自動車(4兆8,879億円、同−4.6%)や自動車の部分品(1兆8,593億円、−9.2%)の落ち込みが全体を押し下げた。一方、輸入額は7兆8097億円で横ばい圏を維持。原粗油(4931億円、−23.4%)や液化天然ガス(4979億円、−12.7%)が減少したものの、原動機(1072億円、+37.4%)や通信機(1196億円、同+26.5%)などが増加した。
貿易収支は8兆6475億円と0.5%減となったが、1998年度以降28年連続で全国港別首位を維持した。輸出減速の一方で、輸入構成の変化が下支えする形となった。
26年3月単月では、輸出入ともに増加へ転じた。輸出額は1兆5516億円(前年同月比+6.2%)と2か月連続の増加で、重電機器(622億円、同+35.7%)が伸長した一方、自動車(4408億円、−5.5%)は減少が続いた。輸入額は6864億円(+4.9%)と2か月ぶりの増加で、原粗油(620億円、+16.7%)や液化天然ガス(515億円、+12.4%)が押し上げた。
差引額は8652億円(+7.3%)と増加し、単月でも高水準を維持した。年度では輸出減速の影響が表れたものの、直近では資源と設備関連を軸に持ち直しの動きも見え始めている。
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