国際米アマゾンは4日、2026-28年にフランスへ150億ユーロ超を投資すると発表した。物流拠点新設や既存ネットワーク強化、クラウド・AI(人工知能)基盤整備などを進める。同社としてフランス最大規模の投資となり、7000人超の常勤雇用創出を見込む。
投資対象には物流インフラ整備も含まれる。26年にはイリエ=コンブレ、ボーヴェ、コロンビエ=ソニューで新たな配送センターを開設し、それぞれ1000人、1000人、3000人規模の雇用を創出する計画。さらに27年後半にはアンシスハイムでも配送センターを開設し、2000人規模の雇用を見込む。アマゾンは配送網を消費地近郊へ拡大することで、配送速度向上と輸送距離短縮を両立したい考えだ。
同社によると、25年にフランスのPrime会員向けへ当日・翌日配送した商品数は1億7000万点超となり、過去最高を更新した。物流網拡大によって在庫を消費者近くへ配置し、配送時間短縮と低価格維持につなげる。AIを活用した需要予測や在庫配置最適化も進める。

(出所:アマゾン)
フランス国内では現在、35超の物流拠点を展開する。19年に掲げた2040年ネットゼロ目標に向け、物流網近接化による輸送距離削減も進めている。北東部オニー拠点では、新センター稼働によって配送距離を平均25%短縮し、荷物1個あたり81グラムのCO2削減につながったとする。
また、鉄道・インターモーダル輸送活用やラストワンマイル低炭素化も進める。フランス国内20超の都市では、既に3分の2超の荷物をEV(電気自動車)、カーゴバイク、徒歩配送で届けているという。
物流拠点ではロボティクスやAI技術導入も拡大する。反復作業や倉庫内長距離移動、重量物搬送をロボットで代替し、従業員は品質管理や工程改善など付加価値業務へシフトする構想だ。新拠点開設に伴い、ロボティクスやメカトロニクス関連職種も増やす。
アマゾンは2010年以降、フランスへ累計300億ユーロ超を投資しており、現在は2万5000人超の常勤従業員を抱える。フランス政府側も今回の投資を「長期投資への信頼を示すもの」と評価している。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。




























