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「酷暑日」正式化、現場で熱中症リスク警戒強まる

2026年4月17日 (金)

行政・団体気象庁は17日、最高気温が40度以上の日の名称を「酷暑日」と正式に決定した。倉庫内作業や屋外配送など高温環境にさらされる物流現場では、熱中症リスクのさらなる高まりが懸念されており、労務管理や稼働計画への影響も含めた対応強化が求められる。

近年は夏季の高温化が顕著となり、40度を超える気温が各地で頻発している。従来は35度以上を「猛暑日」としてきたが、危険度の違いが十分に伝わりにくいとの課題があった。気象庁はアンケート結果や有識者の意見を踏まえ、酷暑日を新たな予報用語として採用。今後は防災情報などで活用し、極端な高温への警戒を促す。

酷暑日という名称は、日本気象協会が2022年に独自に提唱していたもので、今回の決定により官民で用語が統一される形となる。同協会の分析では、26年の酷暑日は過去10年平均と同程度かやや多い水準と見込まれており、ことしも厳しい暑さとなる可能性がある。

物流分野では、熱中症対策はすでに重要な経営課題となっている。庫内作業や屋外配送は高温環境にさらされやすく、作業効率の低下や労働災害の増加に直結する。加えて、25年6月には法規制の強化も進み、一定の条件下での作業に対する熱中症対策は事業者の義務とされ、対応を怠った場合には罰則が科される可能性もある。安全配慮義務の不履行は、労災リスクのみならず企業の社会的責任にも直結する。

こうしたなか、WBGT(暑さ指数)の把握や空調設備の導入、空調服やウエアラブル機器の活用など、現場対策の高度化が進んでいる。加えて、作業時間の見直しや休憩管理の徹底など、運用面での対応も不可欠となる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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