ロジスティクス神戸大学と川崎重工業は13日、研究開発・社会実装・高度人材育成を一体で進める「未来モビリティ共創開発拠点」を形成すると発表した。神戸大学大学院に新たな学位プログラム「未来モビリティ共創プログラム」を創設する。経済産業省が推進する「契約学科制度」を見据えた取り組みで、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ディープテック・スタートアップ支援基金/科学とビジネスの近接化時代の大規模産学連携拠点形成事業」に採択された。
同事業は、大学の先端研究と産業界の実装力を融合し、社会課題の解決と新産業の創出を同時に実現する大規模な産学連携拠点の形成を目的とする。国家戦略上重要な技術領域の基盤強化と産業競争力の向上が期待される取り組みとして位置付けられている。
研究面では、四足歩行ロボットを中核プラットフォームとした未来モビリティーの社会実装に向け、実世界の現場で認識・判断・行動する「フィジカルAI」技術を基盤に研究開発を推進する。災害対応やインフラ維持管理など過酷環境での重量物搬送や作業支援の実現を目指すほか、人とモビリティーが協調する新しい運用モデルの構築を進め、社会実装に向けた技術体系の形成を図る。
コースは博士前期課程と後期課程で構成し、年間定員は前期20人、後期4人。後期は2030年度以降、8人に増やす計画だ。両者は35年までに100人規模の高度人材を輩出し、陸海空の自律型モビリティーや物流・インフラ現場で活用可能な技術の創出を目指す。
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