M&A三井物産は5月29日、香料メーカーの曽田香料(東京都中央区)の保有株式34%を、筆頭株主の東レと共同で韓国サムヤンコーポレーション傘下の三養社日本へ売却すると発表した。東レ保有分66%を含む全株式を譲渡する。譲渡価額は企業価値ベースで410億円。2027年3月期上半期中の完了を予定している。
今回の売却は、三井物産が進める事業ポートフォリオ再構築の一環。より規模感と成長性を伴うグローバル市場へのシフト加速を目指す事業戦略に基づき実施する。
曽田香料は1915年設立の香料メーカーで、各種香料・香料関連品の製造販売を手がける。26年3月末時点の従業員数は連結509人、単体345人。東レが66%、三井物産が34%を出資していた。
譲受先のサムヤンコーポレーションは韓国ソウルに本社を置き、化学や食品事業を展開する企業。化学(エンプラ)や食品(糖類など)を手がけている。
三井物産は中期経営計画2029で、Wellness Ecosystem Creationを重点戦略の一つに位置づけている。多様化する消費者の価値観への対応やライフスタイルの質的向上に向け、フードサイエンス事業を強化する方針だ。
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