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イー・ロジット、IP企画から物流まで一貫展開

2026年6月2日 (火)

ロジスティクスイー・ロジットは1日、IP(知的財産)ビジネスに参入すると発表した。中期経営計画「e-LogiT Triple3 Plan」で掲げる事業領域拡張の一環で、コンテンツ制作からグッズ展開、自社EC(電子商取引)での販売、物流までを一体で手がける。EC通販物流を主力としてきた同社が、荷主商品の出荷を受託する従来型のフルフィルメント事業に加え、自ら商品や商流を生み出す領域に踏み込む。

同社は中期経営計画で、2031年3月期までに売上高300億円、営業利益30億円、時価総額300億円を目指す「Triple 3」を掲げる。従来はフルフィルメントBPO事業を軸に、荷主の売上拡大に伴って出荷量が増え、自社の収益も伸びる構造だった。今後は商品流通事業やAI(人工知能)・DC(データセンター)関連事業を組み合わせ、流通バリューチェーンの上流にあたる「創って」の領域を強化する方針を示している。

今回のIP事業参入では、IP開発やブランディングに知見を持つイデオロギー(東京都渋谷区)と5月1日付で業務委託契約を締結した。イー・ロジットは「まんまる星人」(仮称)のIP独占使用権を保有し、動画・漫画配信やアニメ化、オリジナルグッズの企画・制作、自社ECでの販売、物流までを担う。IPの企画から配送までをワンストップで完結させるビジネスモデルの構築を狙う。

イー・ロジットはこれまで、商品流通事業の強化策として、サプリメント「NMN18000」や化粧品「ストレッチパテファンデーション」のOEM開発、自社EC販売に取り組んできた。SNSや動画配信プラットフォームの普及を受け、VTuberなどIP関連商材の市場が広がるなか、自社のフルフィルメント機能と組み合わせて収益源を増やす。

イー・ロジットは、IPを起点に収益性の高いモデルを確立し、販売収益だけでなく、自ら商品流通を生み出すことでフルフィルメント事業の稼働拡大にもつなげる考えだ。将来的には国内市場に加え、日本のIPを海外へ展開することも視野に入れる。

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