荷主イー・ロジットは3日、コニカミノルタと協業し、EC(電子商取引)出荷物に顧客ごとに最適化したチラシなどを同梱する「パーソナライズ同梱」サービスを開始したと発表した。コニカミノルタのデジタル印刷を活用した販促支援サービス「AccurioDXチラシ同梱ソリューション」を使い、EC物流の出荷工程にCRM(顧客関係管理)施策を組み込む。
同サービスは、ブランドオーナーが保有する購買データや顧客データを基に、顧客セグメントごとに内容を変えたチラシや案内物をデジタル印刷し、イー・ロジットの物流拠点で出荷物に同梱する仕組み。カートシステム、OMS(注文管理システム)、WMS(倉庫管理システム)と連携し、受注・出荷データに応じて同梱物を自動で切り替える。物流現場での仕分けや同梱指示の標準化、自動化にもつなげる。
EC市場では新規顧客獲得コストの上昇や競争激化を受け、LTV(顧客生涯価値)向上やリピート率改善を目的としたCRM施策の重要性が高まっている。一方、同梱チラシやサンクスレターは、印刷物の在庫管理、差し替え、現場での同梱作業負荷が継続運用の課題となっていた。今回のサービスでは、可変印刷とフルフィルメント運用を組み合わせ、印刷から同梱までを一気通貫で設計する。
同梱物にはQRコードなどを付与し、閲覧や流入、反応を測定できる。紙の販促物でも効果検証を可能にし、訴求内容やセグメント設計を改善するPDCAを回す狙いがある。
すでに化粧品、ギフト、玩具、BtoB商材など複数領域で導入が進んでいる。美容クリニック・コスメ販売のロマランでは、購入回数別に同梱メッセージを出し分け、F2転換率が前年比で1.2倍となったという。木村石鹸工業では同梱物の種類を半減させ、購入内容に応じた情報提供を進めている。ウッディプッディでは、BtoBの納品書やBtoCギフト向けののしの出し分けを自動化した。
イー・ロジットは、これまでのEC物流・フルフィルメント支援に加え、出荷を顧客接点として活用するサービスを広げる。
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