
▲実証実験車両に搭載されているCO2回収装置(出所:マツダ)
荷主マツダは8日、開発中の車載CO2回収装置「Mazda Mobile Carbon Capture」の実証実験で、走行中に回収したCO2の貯蔵に初めて成功したと発表した。
実証実験は6月5日-7日に開催されたスーパー耐久シリーズ2026第3戦富士24時間レースで実施。レース車両「MAZDA SPIRIT RACING 3 Future concept」にCO2吸着器の脱離機能とCO2貯蔵タンクを追加し、カーボンニュートラル燃料であるHVO(バイオディーゼル燃料)を使用して走行した。
装置には多孔質構造を持つゼオライトを採用。排気熱を利用して吸着したCO2を脱離させ、電動コンプレッサーでタンクへ貯蔵する仕組みで、24時間レース中に計804グラムのCO2回収に成功した。25年11月に実施した第1回実証実験の84グラムと比べ9.6倍に増加した。
さらに、HVOによるCO2削減効果と装置による回収量を合わせることで、市販車利用を想定した回収目標値を上回る状態を一時的に実現し、短時間ながらカーボンネガティブとなる可能性も確認した。
マツダは2035年に向けて「走るほどにCO2を減らす」モビリティーの実現を掲げている。今後は技術改良を進め、11月開催予定のスーパー耐久シリーズ第7戦でレーシングカーによる短時間のカーボンネガティブ達成を目指す。
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