ロジスティクス自動運転スタートアップの上海西井科技(ウエストウェル、中国)は13日、AI(人工知能)と新エネルギーを組み合わせた「AI+新エネルギー」(Ainergy)戦略を航空貨物分野に展開していると発表した。
同社は30か国以上で200社超の顧客にサービスを提供しており、航空貨物や港湾、鉄道、陸上輸送、スマートファクトリー向けにAIネイティブソリューションを展開している。物流現場での自律的なオペレーションを担う「フィジカルAI」と、インテリジェントな意思決定を担う「オペレーショナルAI」を組み合わせたデュアルAIアーキテクチャーを採用している。

▲電動トラクター「Q-Tractor」(出所:Westwell)
航空貨物分野では、自律走行プラットフォーム「Q-Pilot」を搭載した電動トラクター「Q-Tractor」を展開。あらゆる気象条件や視界状況下での24時間365日の運用に対応し、センチメートル単位の精度でトレーラーの自動連結・切り離しを行うことで、貨物の自動積み下ろしを可能にする。純電気駆動を採用し、主要な作業において排出ガスゼロを実現している。
運用管理面では、インテリジェント運用管理プラットフォーム「ReeWell」とフリート管理システム「WellFMS」を連携させ、フライト、貨物、車両、エネルギー資源に関するリアルタイム配車やルート最適化を実現する。
同社のソリューションは、香港国際空港、香港エアカーゴターミナルズ(Hactl)、上海浦東国際空港、鄂州花湖国際空港のほか、福州長楽国際空港や厦門高崎国際空港でも導入が進められている。
Hactlでは2025年に新エネルギー式自律走行トラクターが正式採用され、無人貨物輸送業務を支援している。また、上海浦東国際空港では、自律走行車両やレーダーシステム、AI認識アルゴリズムを組み合わせた滑走路点検ソリューションを展開し、安全運航を支援している。
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