産業・一般セイコーホールディングス(大阪市淀川区)グループのボノボ(北区)は17日、外国人材向け求人サービス「Jobal」(ジョバル)の提供を開始したと発表した。第1弾として建設業界を対象にサービスを展開し、人手不足の解消を支援する。今後は介護や製造業などへの展開も予定している。
建設業界では人手不足の深刻化に伴い施工費の高騰が進み、住宅供給の停滞や設備投資・再開発計画の見直し、老朽化インフラの維持などに影響が広がっている。同社の調査では、4割強の建設事業者が人手不足を理由に受注を断っている実態が明らかになった。また、建設業就業者の36.7%が55歳以上を占めており、高齢化による担い手不足も課題となっている。
Jobalは、日本国内に在留する外国人材と企業を結ぶ採用マッチングプラットフォームで、国内で就労経験を持つ外国人材とのマッチングを通じ、日本語能力が高く現場理解のある人材の採用を支援する。職長クラスなど次世代の担い手候補の確保にもつながるとしている。
サービスは成果報酬型を採用し、採用が成立した場合のみ費用が発生する。中小企業でも導入しやすい料金体系とすることで、幅広い企業に外国人材採用の機会を提供する。また、在留資格手続きや就労後の定着支援までを一貫してサポートし、企業側の負担軽減を図る。
現在、設備工事、内装工事、防水工事、足場仮設工事などの求人を取り扱う建設関連企業20社以上が参画している。
同社は今後、建設業界での採用支援実績を積み重ねながら、介護や製造業など人手不足が深刻な業界への展開を進める。外国人材と企業双方にとってミスマッチの少ない採用環境を構築し、長期的な定着と活躍を支援することで、日本の産業を支える持続可能な人材循環の実現を目指すとしている。
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