公募・入札東京都は19日、今冬に東京港で運航開始を予定している水素燃料電池船の愛称募集を開始したと発表した。応募期間は8月31日までで、親しまれる船づくりに向けて広く愛称を募る。
同船は、大阪・関西万博で運航していた船舶を活用するもので、水素エネルギーの社会実装推進と国際物流拠点である東京港の役割や魅力を広く発信することを目的としている。東京都と岩谷産業が連携して運航し、環境学習イベントや国際的な催しなどでも活用する計画だ。
募集はインターネットによる応募方式で、誰でも参加できる。応募作品の中から東京都が候補を選定し、その後、都民投票によって愛称を決定する。結果は11月下旬をめどに公表する。
さらに応募時にメールアドレスを登録した人を対象に、抽選で最大600人を先行予約による乗船へ招待する。また、投票候補に採用された愛称の応募者のうち、メールアドレスを登録した人には、乗船時に操舵室見学の機会を提供する。
水素燃料電池船は、燃料電池で発電した電力とプラグイン電力を組み合わせたハイブリッド方式を採用している。燃料電池システムは水素と空気中の酸素を利用して発電するため、航行時にCO2を排出しないことが特徴だ。エンジン駆動の大きな振動や燃料のにおいがなく、快適な乗船環境を実現する。
東京港での運航ルートや乗船場所については現在調整中で、今冬の就航に向けて準備を進めている。東京港は首都圏の産業活動や生活を支える国際物流拠点であり、今回の事業を通じて港湾機能への理解促進と脱炭素社会の実現に向けた水素活用の普及を図る。
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