サービス・商品ダイナミックマッププラットフォーム(DMP、東京都渋谷区)は24日、北米の交通当局向けに橋梁・トンネルのクリアランス(高さ制限)情報の整備・管理を支援するソリューションの提供を開始したと発表した。自動運転や先進運転支援システム(ADAS)向けに整備してきた高精度3次元データをインフラ管理分野へ展開する。
米国では橋梁への車両衝突事故が年間1万5000件発生しており、橋梁やトンネルのクリアランス情報の正確な把握と継続的な更新が課題となっている。道路の再舗装後には通行可能高さが低下する場合もあり、州交通当局ではクリアランス情報を含む詳細データの整備ニーズが高まっている。

▲橋梁の高精度3次元データイメージ(出所:ダイナミックマッププラットフォーム)
同社はMMS(モービルマッピングシステム)を搭載した専用車両で高精度3次元データを取得し、交通への影響を抑えながら橋梁やトンネルの情報を効率的に整備する。北米では米国48州とカナダ全土で150万キロメートルの道路データを整備しており、25万件の橋梁・高架構造物と2000件のトンネル情報を保有している。

▲トンネルのの高精度3次元データイメージ(出所:ダイナミックマッププラットフォーム)
取得したデータは米国橋梁管理基準(SNBI)に対応した形式で提供し、GISや3Dデータ管理プラットフォームとの連携にも対応。既存の運用環境を活用しながら橋梁資産管理業務の高度化を支援する。
同ソリューションは北米市場向けに提供を開始し、日本国内のインフラ管理分野への応用も検討する。2026年6月に米国デトロイトで開催された「ITS America Conference & Expo 2026」でも紹介し、米国の州交通当局などと意見交換を行った。今後は高精度3次元データの活用を通じて、橋梁・トンネル管理をはじめとするインフラ管理分野での展開を拡大していく。
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