荷主仏自動車部品大手のヴァレオは24日、欧州市場で日産向けにEV(電気自動車)用充給電スタンドを供給する契約を締結したと発表した。英国を皮切りに、日産のV2G(Vehicle-to-Grid)計画を欧州で支援する。EVを移動手段だけでなく、電力系統と連動するエネルギー資産として活用する取り組みとなる。
ヴァレオは、英国のEVSCP(電気自動車スマート充電ポイント)規格に準拠した単方向のV1G対応AC充電スタンドと、双方向のV2G対応AC充給電スタンドを日産に供給する。V1Gは電力価格や電力系統の状況に応じて充電を制御し、V2GはEVのバッテリーに蓄えた電力を需要が高い時間帯に電力系統へ戻せるようにする。

▲ヴァレオの充電スタンド(出所:ヴァレオ)
EV利用者は電気料金が低い時間帯に充電し、ピーク時には家庭への給電や太陽光発電の活用を組み合わせることで、エネルギーコストを抑えやすくなる。電力系統側では、再生可能エネルギーの変動を吸収し、需給調整にEVを活用する仕組みとして期待される。
商業展開は英国から始め、その後、ほかの欧州諸国へ広げる予定だ。
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