
▲LNGローリー車とLNGサテライト(出所:東京ガス)
調査・データ東京ガスは29日、LNG(液化天然ガス)をローリー車で顧客に届ける事業で、累計の出荷・輸送量が2月に1000万トンを突破したと発表した。1970年に国内初となるLNGローリー輸送を開始してから半世紀余りで到達した。
同社は1969年に日本で初めてLNGを輸入し、翌年からローリー輸送を始めた。周辺のガス事業者への供給を通じて都市ガス普及を支え、2000年代以降は環境対応を背景に産業用顧客への燃料転換提案を本格化したことで、供給量が拡大した。2025年度の年間出荷量は55万トンで、一般家庭150万世帯分に相当するという。
東京ガスは、LNGサテライト設備の建設、年中無休の出荷体制、200台のローリー供給体制を組み合わせ、LNGの小口・分散供給網を構築してきた。これまでのローリー走行距離は延べ2億キロに達し、地球5000周分に相当する。
LNGローリーは、導管が届きにくい地域や産業需要家に天然ガスを届ける手段として機能してきた。今後は物流環境の変化や脱炭素化の進展を踏まえ、パートナー企業との連携を強化しながら、天然ガスの安定供給と顧客の省エネ・脱炭素対応を進める。
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