ロジスティクス日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は6月30日、2026年度物流改善賞と物流現場改善優良認定の表彰式を開催した。現状把握度や改善企画度など6つの視点による厳正な審査の結果、最優秀物流改善賞にはNX・NPロジスティクス(大阪府摂津市)など3件が選ばれた。

物流業務部門で最優秀賞に輝いたNX・NPロジスティクスは、「IE(インダストリアル・エンジニアリング)を活用、3本の矢でオペレーショナルエクセレンスを目指して」と題した取り組みで表彰された。作業工程を科学的に分析・改善するIE手法を用いて商品や作業の流れを整流化し、属人化を排除した。現場の作業者が自ら改善に取り組む意識を醸成し、庫内作業の最適化を実現した。

同じく物流業務部門で最優秀賞を受賞したクボタロジスティクス(大阪市北区)は、「倉庫の宝箱化プロジェクト」を展開した。建設機械向けエンジンの納入において新パレットを開発し、製造工程の各種ロスを削減した。製造目線で倉庫の機能を最大化し、生産効率を引き上げた。

物流管理部門で最優秀賞を受賞したSBS東芝ロジスティクス(東京都新宿区)は、家電繁忙期において他社と協業し、拠点の分散とパレタイズ納品を実施した。積み込みや荷下ろし時間を140分短縮し、長距離便の削減につなげた。同社は物流業務部門でも「搬送ロボット導入に伴う効率化推進」で優秀物流改善賞を獲得し、2部門での同時受賞を果たした。

優秀物流改善賞にはこのほか4件が選出された。アサヒロジ(品川区)はシステム停止の危機下における倉庫移転と新拠点立ち上げ、ブリヂストン物流(新宿区)は超大型タイヤの積み込み補助作業をゼロにする専用パレットの開発でそれぞれ評価された。アイシン・ロジテクサービス(愛知県安城市)は全社標準パレットモデルの構築、TOTOはドライバーの労働負担を軽減する商慣習の改革で受賞した。

また、過去10年間で初めて優秀事例に選出された企業から選ばれる実行委員特別賞には、日本赤十字社が選ばれた。製造部門が血液の輸送を管理し、製造体制に合わせた血液の搬入と効率的な製造を可能にした。

表彰式では、過去3年間の継続的な改善活動をポイント化して評価する「物流現場改善優良認定」の発表も行われ、最高ランクとなる「ダイヤモンド」を獲得した花王、コマツ物流(東京都港区)、SBS東芝ロジスティクスの3社の認定が読み上げられた。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。





























