ロジスティクスオリックス自動車、センコー、フジトランスポート(奈良市)、ロボトラック(東京都中央区)の4社で構成する「L4物流自動運転トレーラー推進協議会」は1日、国土交通省の「令和8年度自動運転トラック実装支援事業」に採択されたと発表した。同協議会の採択は前年度に続き2年連続となる。
今年度は、前年度に実施した4800キロの公道実証で得た知見を踏まえ、走行エリアを拡大する。厚木南インターチェンジ(IC)から浜松SAスマートICを経て京都南ICまでの430キロの高速道路区間を中心に、自動運転トラックの実証走行を行う。実証はドライバーが乗車し、運転操作へ即時に介入できる条件で実施する。
運行では、静岡県内にあるセンコーの中継輸送拠点「TSUNAGU STATION浜松」で、トレーラー交換を行う。将来の実運用を想定し、遠隔監視、緊急時対応、拠点運用を組み合わせた運行管理体制の実現可能性も検証する。代表企業のオリックス自動車が中心となり、遠隔監視による運用体制の構築や事業化の検討を進める。
ロボトラックは自動運転セミトレーラーの技術開発と走行試験を担う。センコーとフジトランスポートは、物流施設や実証用トレーラーを提供し、物流事業者の立場から助言する。日野自動車が技術協力し、NTTドコモビジネスが遠隔監視システムの構築を支援する。プレミア・エイドは遠隔監視運用を支援し、東京海上日動火災保険はリスク対応や保険面で協力する。
高速道路での自動運転トラックは、長距離輸送の省人化や中継輸送との組み合わせによる運行効率化が期待される一方、遠隔監視や異常時対応、拠点での車両運用を含めた実務設計が必要となる。協議会は今回の実証結果を踏まえ、社会実装に向けた運行モデルと導入条件を整理する。
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