産業・一般共同技研化学(埼玉県所沢市)は6日、本社工場に環境対応型の塗工製造ラインを新設し、10月から稼働すると発表した。総投資額は5000万円。自動車や半導体向けを中心に高機能粘着テープの需要が拡大するなか、生産能力を増強するとともに、生産拠点の分散によるBCP(事業継続計画)と安定供給体制を強化する。
新ラインでは、有機溶剤を使用しない無溶剤型防水気密テープや環境配慮型養生テープ、自動車・半導体向け高機能粘着テープ、特殊フィルム製品などを生産する。導入によって年間生産能力を約70万平方メートル増やし、年間売上高で5億円の増加を計画している。
同社では、自動車の電動化や半導体市場の拡大を背景に受注が増えており、生産能力の拡充が経営課題となっていた。一方、自然災害などによる生産停止リスクへの対応も重視する。本社工場と主力生産拠点の富岡工場(群馬県)で生産機能を相互補完できる体制を整え、BCPと安定供給体制の強化につなげる。
同社は富岡工場周辺の用地も取得済みで、今回の本社工場への設備増設を供給能力強化の第1段階と位置付ける。
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