産業・一般エルザジャパン(東京都港区)は20日、英オーロ・ロボティクスとパートナー契約を締結し、産業用ロボットの点検作業を自律化する「OLO ロボティクス・プラットフォーム」の国内取り扱いを開始すると発表した。販売開始は2026年秋を予定する。エルザジャパンが国内販売代理店を務めるディープ・ロボティクス(中国)製ロボットと組み合わせ、点検業務の自動化を支援する。
OLOは「Lynx M20シリーズ」と「Lite 3」に標準対応し、ハードウエアとソフトウエアを統合した自律点検ソリューションとして提供する。ブラウザーベースで動作し、専用ソフトのインストールや個別のシステム構成が不要なのが特徴で、従来のロボット導入で初期に約2週間を要していたセットアップ工程を省き、導入初日から自律走行ルートの構築や運用を始められるとしている。
実環境の3Dモデル上で点検ルートを事前に試行するシミュレーション機能も備える。25センチまでの段差に対応する階段昇降など、ロボットに負荷がかかる動作を実機稼働前に仮想空間で検証し、機体損傷や故障のリスク低減につなげる。

(出所:エルザジャパン)
また、ブラウザー上のビジュアライザーから通過点や動作を設定でき、ROSの専門知識を持つエンジニアを介さず自律ルートを構築できる。Lynx M20シリーズはIP66準拠で、動作周囲温度はマイナス20度から55度までに対応するため、屋外や粉じん環境での繰り返し点検への活用を見込む。OLOは自律点検のほか、SLAM、遠隔操作、AI(人工知能)コード生成などにも対応する。
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