国際中国の京東物流(JDロジスティクス)は19日、広東省深圳市で自動配送車を昼間のラストワンマイル配送だけでなく、夜間の物流拠点間輸送にも活用していると明らかにした。深圳市が4月に認可した夜間の区をまたぐ自動運転ルートを利用し、坪山区と龍崗区を結ぶ輸送を展開している。
深圳市では22時から翌6時まで、自動運転専用車両による夜間輸送を認めており、最初に開設した2ルートは50キロ以上に及ぶ。京東物流は認可を受けた事業者の1社で、市内に100台近い自動配送車を配備。22か所の配送拠点を対象に、121の夜間ルートを運行しているという。生鮮食品や米、小麦粉、食用油などの日用品を物流施設間で輸送し、地域の配送拠点へ補充する。
使用する「LangzuTech Mini Van」は複数のセンサーを組み合わせて道路状況や障害物を認識し、満載時でも最大170キロの航続距離を確保する。昼間は宅配などの末端配送、夜間は拠点間輸送や在庫補充に投入することで、同一車両の稼働時間を延ばす運用を採用している。

(出所:京東物流)
同社によると、この運用により1台当たりの平均稼働時間は1日12時間から24時間に伸び、1日の運行回数は3回から5回に増加した。車両1台当たりの運行コストは20%低下し、輸送能力の利用効率は66%改善したとしている。夜間走行では昼間の渋滞や交通規制の影響も避けやすく、車両稼働率の向上と拠点間輸送の効率化につなげている。
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