産業・一般カミナシ(東京都千代田区)は2日、佐藤水産(札幌市中央区)が製造現場の帳票デジタル化に現場帳票システム「カミナシ レポート」を導入し、日報などの確認作業時間を従来の8分の1に短縮したと発表した。
佐藤水産は北海道産の天然鮭を中心に、魚の仕入れから製造・加工、小売、外食事業への卸までを手掛ける。製造現場では1日100枚の日報や衛生チェックシートが発生し、現場リーダー、副工場長、工場長による3段階の確認を行っていた。紙の帳票では確認に1週間以上かかる場合があり、数年前に電子帳票システムを導入したものの、現場への浸透が課題となっていた。

(出所:カミナシ)
カミナシ レポートでは異常値や未入力項目を自動で表示し、問題のない帳票を管理者が一括承認できる。これにより、日報の確認やサインに伴う作業時間を削減した。スマートフォンから入力できることで現場の入力負担を軽減し、記入漏れも減少した。温度管理や刃物の点検状況を写真で記録する機能も活用し、品質記録の信頼性向上につなげている。
千歳工場を含む3工場で同システムを利用しており、管理者は離れた拠点の進捗を端末からリアルタイムで確認できる。日々の記録が業務に組み込まれたことで、従業員が時間を逆算して業務を進めるようになり、現場の自己管理能力の向上にもつながっている。
佐藤水産は今後、海外流通を担う部署を強化し、輸出向け商品の開発・販売を進める。輸出が軌道に乗った段階では、食品安全マネジメントシステムの国際規格「FSSC 22000」の取得も視野に入れている。
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