荷主ジャパン・トゥエンティワン(愛知県豊橋市)は18日、海外パートナーのビーマー社が、自動運転車や先進運転支援システム(ADAS)の開発向け映像データ圧縮ソリューションに、ロスレス圧縮機能を追加したと発表した。カメラセンサーが出力する12ビットBayer形式のRAWデータを、完全に保持したまま圧縮できるという。
自動運転の開発では、テスト車両に10台以上のカメラを搭載し、1回の走行で数十テラバイトの映像データが生成される場合がある。従来は同形式のデータをリアルタイムで圧縮できる手段が限られ、大容量の記録媒体や保管費用、クラウドへのアップロード時間が課題となっていた。
新機能は、GPUに搭載されたハードウェアビデオエンコーダーを使い、複数カメラの映像をリアルタイムで圧縮する。追加の機器を必要とせず、既存のデータロガー環境に導入できるとしている。ビーマー社の評価では、8メガピクセルカメラで撮影した12ビットBayer映像について、データを完全に保持したまま容量を平均47%削減した。
ビーマー社は、9月22~24日にスペイン・バルセロナで開催される「AutoSens Europe 2026」で同技術のデモを実施する予定。ジャパン・トゥエンティワンは国内展開を支援し、自動運転やADAS、AI映像解析分野での映像データの保存・転送などにかかるコスト削減につなげる。
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