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UPS、比クラーク新ハブ稼働で輸送レーン強化

2026年10月16日 (金)

国際UPS(米国)は15日、フィリピンのクラーク国際空港に新たな航空物流ハブを開設したと発表した。投資額は8000万ドル超。新拠点の稼働により、世界1100以上の輸送レーンでサービスを強化し、アジア太平洋、インド、欧州、米国との接続を拡充する。

新ハブは3万平方メートルで、従来施設の15倍の規模。1日平均の取扱個数は4万6000個、最大処理能力は1時間当たり1万5000個に拡大した。UPSは現在、クラーク発着で週170便を運航しており、仕向地によっては翌営業日の配送に対応する。

(出所:UPS)

サービス面では、中国東部やアジア太平洋の主要市場との輸送日数を最大2日短縮するほか、東南アジアの一部市場とインド間でも最大2日の短縮を見込む。フィリピン発着の各国向け輸送でも、集荷締め切り時間の延長や配達時刻の前倒しなどを進める。

医薬品やハイテク、製造業向けの時間・温度管理貨物にも対応する。施設内にはマイナス20度から25度までの3つの冷蔵・冷凍区画を設け、再保冷用の設備やRFIDを使った優先取扱・可視化機能を導入した。小型貨物向けには、1時間当たり最大9000個を処理する自動仕分け設備も備える。

また、貨物けん引車やベルトローダー、フォークリフトなど地上支援機器の一部を電動化した。新拠点では600人近い雇用も創出したという。

UPSはアジア太平洋地域で物流網への投資を続けており、2026年3月には台湾で域内最大の物流センターを開設し、香港国際空港では新ハブを着工した。4月には仁川国際空港のハブ拡張も完了しており、貿易ルートの変化や規制、供給網の混乱に対応する拠点整備を進めている。

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