
▲30万9000重量トン型VLCC「ENERGIA VIKING(出所:川崎重工)
荷主川崎重工業は29日、MOLエナージア(シンガポール)向けに建造した30万9000重量トン型VLCC(大型石油タンカー)「ENERGIA VIKING」(エナージアバイキング)を、中国大連市の大連中遠海運川崎船舶工程(DACKS)で引き渡したと発表した。同船は川崎重工グループとして初めてLNG(液化天然ガス)燃料を採用したVLCCとなる。
船首形状の最適化により造波抵抗を低減し、推進性能を向上させたほか、低回転・超ロングストローク主機関と大径プロペラの採用で燃費性能を高めた。
主機はLNGと低硫黄燃料油の両方に対応する二元燃料仕様で、LNG使用時にはCO2排出量を25-30%、SOx(硫黄酸化物)を100%、NOx(窒素酸化物)を85%削減できるという。また、2025年度以降の契約船から適用されるEEDIフェーズ3規制にも適合している。
全長339.50メートル、幅60メートル、満載喫水21.03メートルで、総トン数は16万6708トン、載貨重量は30万9999トン。貨物倉容積は35万2151立方メートルで、航海速力は15.45ノット。
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