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シグマクシス、CLOにROICと調達物流重視を提言

2026年10月26日 (月)

調査・データシグマクシス(東京都港区)は26日、ホワイトペーパー「物流変革 2027―CLOが仕掛ける『ROIC経営』と『調達物流』」を公開した。ドライバー不足や運賃上昇、地政学リスクなどを背景に物流供給力が制約となるなか、CLO(物流統括管理者)が物流を経営課題として捉え、ROIC(投下資本利益率)やサプライチェーンの強靱性向上につなげる必要があると提言した。

同社は、物流が利益だけでなく在庫や物流拠点などの投下資本にも影響すると指摘する。欠品防止や物流費削減は利益改善につながる一方、在庫や拠点の積み増しは運転資本や固定資産を増加させる。このため、個別施策のコスト削減額だけではなく、ROIC全体への影響を踏まえて投資判断する考え方を示した。

もう1つの重点領域として、これまで販売物流に比べ可視化が遅れてきた調達物流を挙げた。サプライヤー側に輸送手配を委ねている企業では、原材料や部材が「いつ」「どのルートで」「どれだけ」届くかを十分把握できていないケースがあると分析。物流混乱時に在庫切れや生産停止へ波及するリスクを抑えるため、「在庫設計」「調達の二重化」「リアルタイム可視化」「契約に基づくアクション」の4段階で調達物流を再設計する考え方を示した。

また、トラック確保や荷待ち、在庫増加といった現場の課題解決を起点に、得られたデータを経営指標へ変換し、需給計画などの「計画系」の改革につなげる手法を提示した。2026年4月の改正物流二法の本格施行で荷主企業によるCLO選任や体制整備が進むなか、物流を単なる実行機能ではなく、企業価値や事業継続に関わる経営判断の対象として位置付け直すべきだとしている。

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