イベントオンザリンクス(広島市中区)は10月14日、広島市で「製造業AI物流カンファレンス2026 in 広島」を開催した。
会議では、企業ごとに分散する在庫や輸送、現場のデータと意思決定をつなぐ「フィジカルインターネット」の社会実装を主要テーマの一つとして取り上げた。経済産業省中国経済産業局、国土交通省中国運輸局、マツダ、叡啓大学の関係者は、広島を実験都市とする可能性や、企業ごとに異なる制約や利害を越えて共同物流を進めるための課題を議論した。

(出所:オンザリンクス)
AI物流では、AIが提示した輸送や在庫などの提案をそのまま実行するのではなく、事前に設定した条件や権限、根拠を確認し、必要に応じて人が判断する仕組みについて意見を交わした。技術協力を行うAIアシュアランス(東京都新宿区)は、オンザリンクスと共同で進める医薬品コールドチェーンの概念実証を基に、AIの提案が実行条件を満たすか確認する検証結果も紹介した。模擬実験では24件の実行要求のうち、条件に適合しない19件を遮断し、条件を満たす5件を通過させた。
広島国際会議場とオンラインで開催し、テーマは「物流を経営OSとして設計する」。会議で得た知見は「AI HIROSHIMA Messages」と「広島AI物流 実践ガイド2026」として日本語と英語で公開した。今後は製造・物流を起点に、企業間でAIの判断条件や根拠を検証できる仕組みの構築を目指す。
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