サービス・商品ヒューマンリソシア(東京都新宿区)は2日、貿易管理ソフト「PORTNeT」(ポートネット)の最新版「wPORTNeT Ver5」で、顧客企業が管理する環境に構築・運用できるセルフホスト版の申し込み受け付けを同日から開始したと発表した。2027年1月4日から提供し、既存のSaaS版と合わせて、企業の運用方針に応じた貿易業務のデジタル化を支援する。
貿易業務では地政学リスクや為替変動、物流網の寸断などを背景に、取引状況や原価を迅速に把握する必要性が高まっている。一方、複数部門や外部事業者にまたがる情報を表計算ソフトや老朽化したシステムで管理している企業では、データの集約や更新に手間がかかる。同社は貿易関連データを一元化することで、こうした業務負担の軽減を図る。
PORTNeTは、輸出・輸入・三国間取引の契約・実行管理から、国内の受発注、在庫、売上管理までを一元管理する。セルフホスト版は企業の社内サーバーや、自社で契約するクラウド環境に構築でき、機密性の高い貿易データを自社のセキュリティー要件に沿って管理できる。外貨建て取引を含め、経理や販売管理など関連部門との情報共有にも対応する。
提供機能は輸出入管理、諸掛按分、在庫管理などで、価格は個別見積もりとなる。サブスクリプション方式を採用し、標準機能のバージョンアップは追加費用なしとする。同社はPORTNeTを通じて定型作業や情報共有を効率化し、貿易実務担当者がサプライチェーン最適化に向けた価格交渉や通関リスク管理などに注力できる環境づくりを進める。
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