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日産、富山市とEVトラックの実証運行を開始

2014年4月15日 (火)

調査・データ日産、富山市とEVトラックの実証運行を開始日産自動車は15日、富山市と100%電気トラック「e-NT400テストトラック」の実証運行を開始する。

富山市は日産が貸与するe-NT400テストトラックのモニター車を2か月間、市環境センターの資源ごみ回収車として、資源ごみ回収ステーションから処理場への輸送業務に用い、実用性を検証する。日産は、実験で得られたデータをもとに、走行性能や充電の運用などの検証を進め、今後の開発に生かす。

e-NT400テストトラックは、小型トラック「アトラス」をベースに、「日産リーフ」のコンポーネント(モーター、バッテリー)を最大限に活用した電気自動車(EV)システムを搭載しており、画期的なゼロエミッションの小型トラックとして将来の量産化を目指している。

排気ガスを一切出さないことから、都心部のエンジン車乗り入れ制限のあるエリアにも入れるほか、低騒音のため深夜時間帯でも運行しやすい特徴もある。80キロワットの電動モーターと高出力・大容量のリチウムイオンバッテリーにより、振動が少なくスムーズな加速と乗り心地を実現、ドライバーにも優しいトラックとして新しい運転感覚を提供する、としている。

今回のモニター車はJC08モードでの航続可能距離が62キロで、30分間で容量の80%まで充電可能な急速充電機能を内蔵している。