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アンドエスティ、西宮北で複合ロボ本格稼働

2026年8月3日 (月)

サービス・商品アンドエスティ・ロジスティクス(茨城県茨城町)は3日、神戸市北区の西宮北物流センターで、自動倉庫と搬送・仕分けロボットを組み合わせた複合ロボティクスシステムを7月から本格稼働したと発表した。高層ラックを使った高密度保管と、商品や出荷箱を作業者の元へ運ぶ定点作業方式を導入し、保管効率を従来比155%、出荷作業効率を196%とした。

西宮北物流センターは、物流施設「CPD西宮北EAST」の2階に入居し、倉庫面積は5850坪。アダストリアの主力ブランド「GLOBAL WORK」を中心に、西日本の店舗向け物流を担う。中国自動車道や六甲北有料道路に近く、中部、近畿、中国、四国、九州方面への配送に加え、神戸港などを利用した輸入物流の受け入れも想定する。

導入したのは、プラスオートメーション(東京都江東区)が提供する自動倉庫「AirRob PickingWall」と、仕分けロボットを活用した「t-Sort OPS」。AirRob PickingWallでは、高さ5.5メートルのラックと複数の搬送ロボットを使い、保管棚の一部をピッキング棚として運用する。商品を作業者の元へ運ぶGTPに加え、店舗や注文別の出荷箱を作業ステーションへ搬送するBTPを組み合わせ、ピッキングと仕分けを同じ場所で行えるようにした。

(出所:プラスオートメーション)

従来は、作業者が倉庫内を歩いて商品を集め、別の場所で仕分ける2段階の作業が中心だった。新方式では商品と出荷箱をロボットが運ぶため、作業者は所定のステーションで作業を完結できる。入荷作業の効率は従来比113%、必要人時は89%となり、出荷工程の必要人時は51%まで減らしたという。大型の固定コンベヤーも削減し、レイアウト変更への対応力や設備保守の負担軽減を図った。

システム全体は、プラスオートメーションの倉庫実行・設備制御システム「+Hub」で統合した。自動倉庫、仕分けロボット、コンベヤー、製函機、封函機などを協調制御し、設備と作業の進捗をリアルタイムで一元管理する。障害発生時には、作業計画の組み直しにも活用する。

物流インテグレーターのT5(新宿区)は、レイアウトと機械の設計、機器調達、施工、設備間を接続するPLC制御を担当した。中国製のマテハン機器と国産の製函機などを組み合わせたほか、別拠点で使っていた既存コンベヤーも移設・転用した。メーカーや製造国の異なる設備を1つのラインとして連動させ、入荷から保管、ピッキング、仕分け、封函、出荷までの工程を構築した。

アンドエスティHDグループは、大型ブランドの物流機能を東西に分散し、災害時の事業継続性向上や店舗配送のリードタイム短縮につなげる。海外生産品を西日本の港湾から直接取り込むことで、国内の長距離陸上輸送を減らし、輸送コストとCO2排出量の抑制も狙う。

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