財務・人事丸全昭和運輸が9日発表した前3月期決算は、貨物自動車運送事業が大幅な増収となったことなどにより、全体の売上高は3.9%増加。営業利益も9.2%増となった。
物流事業のうち、貨物自動車運送事業は関東で建設機械製品などの減産に伴う取扱いの減少があったものの、高機能樹脂の3PL業務や日用雑貨、住宅設備機器の新規受注で取扱いが増加。中部では食品添加物の3PL業務の新規受注、ステンレス関係の輸送業務統合に伴う取扱いの増加、住宅建材の取扱い増加があった。関西地区では日用雑貨、住宅設備機器の取扱いが増え、全体として大幅な増収となった。
港湾運送事業は、関東でディーゼルエンジンや建設資材の輸出業務の取扱いが増えたものの、建設機械の輸出取扱いの減少で減収。倉庫業は、関東で研磨材料や断熱材などの取扱いが増加した。中部では家電製品、蓄電池、飲料製品などの取扱いが増加。関西でも日用雑貨の取扱い増加や新規受注があり、全体として大きく伸びた。
鉄道利用運送事業は、関東で住宅建材などのJRコンテナの取扱いが増加し、全体として増収。この結果、物流事業の売上高は5.5%増収の725億9500万円、営業利益は13%増益の28億3200万円となった。
今期は売上高940億円、営業利益48億円、最終利益34億円を見込む。
[丸全昭和運輸]2014年3月期連結決算(単位:百万円)
2014年3月期 | 2013年3月期 | 増減 | |
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売上高 | 89,486 | 86,164 | 3.9% |
営業利益 | 4,289 | 3,928 | 9.2% |
経常利益 | 4,699 | 4,396 | 6.9% |
当期純利益 | 3,123 | 2,542 | 22.9% |