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13年度の特定3物品再資源化実績を公表

日産、シュレッダーダストのリサイクル実効率99.5%

2014年6月3日 (火)

荷主日産自動車は2日、自動車リサイクル法に基づく2013年度のASR(自動車シュレッダーダスト)、エアバッグ類、フロン類の特定3物品の再資源化実績を公表した。

同社は13年度、ASRを11万5741.4トン(53万3836台)引き取り、11万2507.2トンの再資源化を実施した。この結果、ASR再資源化率は97.2%となり、06年度以降継続して15年度の法定基準・70%を達成した。

この実績は、リサイクル実効率99.5%に相当し、同社はASRの埋立処理、焼却処理ゼロ化を達成するとともに、ASRを高度に分別し、資源としての利用を目指したASRの試験利用を実施した。

エアバッグ類は160万3679個(44万5635台)を引き取り、回収処理・車上作動によって再資源化を実施。エアバッグ類再資源化率は94.1%となり、法定基準85%を上回った。フロン類は13万8602.149キロ(49万825台)を引き取った。

特定3物品の再資源化に要した費用総額は54億9万1730円、リサイクル料金を収受し、リサイクルなどの実施時まで管理運用を担う資金管理法人から払い渡しを受けた預託金総額は62億8654万805円となり、全体収支は8億8644万9075円のプラスとなった。

これにより、04-13年度の累計収支は29億8706万7988円のプラスとなっており、1台あたり560円に相当する。