日本郵船、岩手県の震災被災地で新人研修

環境・CSR日本郵船は30日、今年度4月入社社員の新入社員研修の一環として、岩手県大槌町でボランティア研修を実施したと発表した。

同社では東日本大震災発生後3年間にわたりグループ社員、役員、OBのボランティアを被災地に派遣し、東北復興に向けた支援を行ってきたが、今年度はその延長として新入社員が地域住民と交流しながら被災地で活動し、企業の社会貢献の意味を考えること、業務以外の視野を広げることを目的に現地でボランティア研修を実施した。

研修は4泊5日の日程で行い、現地視察やNPO団体とのボランティア活動のほか、実際に被災地で直面している課題を題材としたワークショップを実施。新入社員は大槌町の責任者役となり、困難な状況下におかれた際の意思決定や判断、町民の合意形成の困難さを体感し、「机上の研修では得られない貴重な5日間」を過ごした。