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プロロジス、埼玉・吉見町で新物流施設の起工式

2014年7月31日 (木)

拠点・施設プロロジス、埼玉・吉見町で新物流施設の起工式プロロジスは7月31日、埼玉県吉見町でマルチテナント型施設「プロロジスパーク吉見」の起工式を行ったと発表した。

作業性に優れた1フロアオペレーションタイプと保管効率の良いメゾネットタイプを融合したハイブリッドタイプのマルチテナント型物流施設とし、ステップ型スロープを採用。同施設は6万3500平方メートルの敷地に地上3階建、延床面積10万5000平方メートルの施設として開発し、2015年12月の竣工を目指す。

2階に中央車路を、3階に片車路を備えることで各階へ大型車両がアクセスできるようにする。1階の最大利用面積は1万坪(3万1500平方メートル)で、2階と3階東側の倉庫スペースとともに、1フロアオペレーションが可能。2階、3階西側の倉庫スペースには、荷物用エレベーターと垂直搬送機を設置し、荷捌きの迅速性と保管効率を両立させた利便性の高いメゾネットタイプとする。2、3階倉庫の梁下有効高5.5メートル、1階倉庫は高さ6.5メートルを確保し、ラックを4段積みできるようにする。

入居企業の事業継続性への配慮から、緊急地震速報システムや衛星電話などを備えるほか、3階車路に屋根を設け、降雪時にも安全に通行・作業できる環境を整える。

庫内を含む施設全体にLED照明を採用し、国内の同社施設としては最大規模の2MWの太陽光発電システムを導入、CASBEEのAランク認証も取得する方針。売店・休憩所を1階に配置し、施設で働く従業員の利便性を高める。

埼玉県西部地区にある「プロロジスパーク川島」「プロロジスパーク川島2」に次ぐ大型物流拠点として開発。国道254号線、407号線から近く、圏央道川島ICから7キロ、関越自動車道東松山ICからも4.5キロと利用しやすい立地となる。

15年度中に予定されている桶川北本IC-白岡菖蒲ICの開通によって東北自動車道も利用しやすくなることから、広域配送拠点に適している。

路線バスが利用可能な立地で、東武東上線東松山駅から最寄りのバス停留所まで8分と従業員の通勤にも便利で、開発予定地から東松山駅にかけて住宅地が広がり、労働力確保にも有利。区画整理事業で整備された工業地域にあるため、24時間操業も可能となっている。

「プロロジスパーク吉見」の計画概要

名称:プロロジスパーク吉見
所在地:埼玉県比企郡吉見町
敷地面積:6万3500m2(1万9210坪)
延床面積:10万5000m2(3万1800坪)
構造:鉄骨造、地上3階建
着工:2014年7月
竣工:予定2015年12月