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日通、ベトナムでの取り組みが補助事業に採択

2014年8月5日 (火)

環境・CSR日本通運は5日、ベトナム日本通運とともにベトナムで取り組んでいるエコドライブプロジェクトが、環境省の二国間クレジット制度(JCM)を利用したプロジェクト設備補助事業に採択された、と発表した。

環境省では、開発途上国での低炭素設備など導入事業の実施を支援することで低炭素技術などの導入を促し、開発途上国で温室効果ガスの削減とJCMを通じて日本の温室効果ガス排出削減につなげることを目指す「JCMを利用したプロジェクト設備補助事業」を実施。

6月20日に採択された日通の取り組みは、ベトナムでデジタルタコグラフを用いたエコドライブプロジェクトで、ホーチミン、ハノイでベトナム日通が使用しているトラック130台にデジタルタコグラフを活用したエコドライブ啓発システムを装備し、燃料給油量、走行距離、運転行動などのデータを収集・分析するもの。

デジタルタコグラフにはジャイロセンサーが搭載されており、急加速、急減速、急ハンドルなどの運転行動が感知できることから、ドライバーに対してデータを基に運転行動の改善指導を行うことができ、輸送品質、燃費効率の向上を指導することで年間310トンのCO2削減効果を見込んでいる。

日通はすでにマレーシアで同じシステムの導入を済ませており、2013年にはCO2を年間6%削減、自動車事故発生件数が10分の1になるなどの成果をあげているという。