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欧州の物流施設老朽化「市場に影響」、プロロジスが調査

2011年3月30日 (水)

話題プロロジスは30日、ヨーロッパ大陸の物流不動産の老朽化をテーマとした新たな調査レポートを発表した。

 

レポートでは、ヨーロッパの主な物流施設マーケットで、海港、空港、高速道路のインターチェンジ近くといった戦略的な物流エリアに、老朽化した「流通加工にふさわしくない物流施設」が増加していると報告している。

 

こうした老朽化施設が床荷重・有効高・トラックバースの数などいくつかの要因により、ヨーロッパ大陸全域の物流不動産マーケットに潜在的な影響を及ぼすだろう、と示唆している。

 

また、建築基準の改正や賃料の変動、供給過剰、弱含みな市場状況などと合わせ、流通加工業務への順応性を欠いた施設は競争力を失うことになると指摘。さらに、供給過剰で需要が低迷する現状では、入居企業側が選択権を握っており、競争力を持つ施設とそうでない施設の差別化につながっている、としている。

 

■調査レポート全文(英語版)
http://ir.prologis.com/research/EUObsolescenceWinter2011.cfm