拠点・施設東日本高速道路(NEXCO東日本)関東支社は17日、佐久管理事務所に勤務する社員(58)が業務上の支出に関連して不正行為を行ったとして、この社員に対して懲戒免職処分を行ったと発表した。
社員は、担当していた佐久管理事務所の車両整備業務の受注会社から外部業者への外注費用であるかのように偽装し、自宅車庫の建築工事、自家用車の車両整備費用の支払いにあてていた。損害額は現時点で1400万円。
受注会社から6月に、社内調査でNEXCO東日本宛ての請求の中に、不適切な請求が疑われる事実を発見したとの報告があり、社員から事情聴取して受注会社へ事実確認を行い、不正行為の事実関係が明らかになった。
同社は社員に対して賠償請求を検討するほか、受注会社とも損害の回復について協議している。また、社員に対する刑事処分についても警察に相談している。