調査・データ阪急阪神エクスプレスは6日、10月の航空輸出入取扱実績を発表した。輸出は取扱件数が4.3%減(前年同月比)の1万8177件、取扱重量は14.3%増の5353トンとなった。件数は5か月連続で対前年マイナスとなったが、重量は13か月連続でプラスとなり、単月で今年度最高だった前月を上回った。
TC-1向けは中西部向自動車関連が好調な荷動きを示したほか、東部向の化学製品が引き続き好調、全体では重量ベースで今年度最高となり、16か月連続で前年を上回った。
TC-2向けは、主要仕向地のドイツが電子部品を中心に好調、イタリア向の化学品が堅調に推移し、全体では重量ベースで3か月連続のプラスとなった。TC-3向けは、香港、タイ向けが減少したものの、台湾、中国向けが好調な荷動き。減少分をカバーした。全体では重量ベースで13か月連続のプラスとなった。
輸入取扱件数は9.3%減の1万6512件。市況に勢いが戻らず、4か月連続の対前年マイナスとなった。品目別では、主力の自動車部品関連は堅調な荷動きを示したが、アパレル関連、コンピューター部品関連といった主要貨物が低調に推移した。