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日立、国内IT機器拠点集約、物流自動化で効率向上狙う

2014年11月25日 (火)

拠点・施設日立製作所は25日、分散しているITプラットフォーム機器・装置製品の国内製造拠点を2016年9月末までに秦野拠点(神奈川県秦野市)に集約し、自動倉庫を用いた部品管理など構内物流の自動化を進め、生産効率を高めると発表した。

同社のITプラットフォーム関連製品は現在、神奈川県小田原市、秦野市、福島県郡山市の3拠点で製造しているが、このうちストレージ装置の製造を担う小田原拠点の機能を、16年9月末までに秦野拠点に統合する。

秦野では、サーバーや通信ネットワーク装置を製造しているが、共通するPCBA(プリント基板に電子部品を実装する工程)や装置組み立て、生産管理工程の最適化を図るとともに、最新の自動倉庫を中心に部品管理、搬送・供給システムを導入し、部品の受け入れから保管、配膳までの構内物流を自動化することで、生産効率高めていく。

同社は今後、秦野、郡山の国内2拠点をマザー工場として、米国1拠点、欧州1拠点の生産体制によるグローバルサプライチェーンや事業継続性の強化を図る考え。