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日立金属、中国・蘇州にピストンリング材の生産拠点

2010年11月9日 (火)

荷主日立金属は9日、中国・蘇州に自動車部品の材料となるピストンリング材の生産拠点を設立すると発表した。投資総額は20億円で、2012年に新拠点の年間売上高12億円、15年に20億円を目指す。

 

中国で拡大する市場とニーズに対応するため、高品質・高性能なステンレス鋼ピストンリング材の生産拠点を中国・蘇州に設立することにしたもの。

 

これまでの安来工場でのピストンリング材一貫生産体制に加え、中国新拠点では、安来工場で生産された鋼材の圧延、熱処理などを行い、日本、中国の二極生産体制を築く。これにより、中国など成長市場への供給能力拡大、納期短縮、技術サービスの強化を図り、需要を取り込む。

 

ピストンリング材の生産拠点は、積層部品、ターゲット材を生産する日立金属(蘇州)科技有限公司内に設立する。これにより、管理コストの低減と量産開始までの期間短縮を図る。