アジア米国間、米西岸の混乱解消でコンテナ往航3割増

調査・データ日本海事センターが13日発表したアジア米国間航路のコンテナ荷動き速報によると、3月の往航荷動き量は2か月連続で増加し、前年同期比べ28.1％増の133.7万TEUとなった。米国西岸での遅延・混乱の解消が進んだため。

国・地域別では日本積が前年比5.1％増、韓国積11.6％増、台湾積32.5％増、中国積34.8％増、ASEAN19.1％増、南アジア積16.5％増――とすべて伸びた。

復航の2月の荷動き量は前年同期から7.3％減の48.9万TEUで、2か月連続で50万TEU台を下回った。昨年秋から長引く北米西岸港湾の労使協約改定をめぐる混乱で、荷役の混雑や遅延の影響が前半まで続いたのが響いた。

国・地域別では、台湾揚（29.4％増）、南アジア揚（9.3％増）、中国揚（5.2％増）が増加、日本揚（23.3％減）、韓国揚（12％減）、ASEAN揚（4.9％減）は減少した。