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JR貨物、セメント・石灰石の減少響き6.6%減送

2015年6月12日 (金)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が11日に発表した5月の輸送動向によると、コンテナ貨物は農産・畜産物、家電・情報機器、紙・パルプなどが前年を下回り、車扱貨物はセメント・石灰石が一部の工場で定期修理があり減送となった影響で、コンテナ・車扱合わせて6.6%減少した。

コンテナ貨物は、モーダルシフトが進み、積合せ貨物は8.7%拡大、気温の上昇で清涼飲料水の出荷が好調な食料工業品は1%増、化学工業品やエコ関連物資が前年を上回ったものの、農産物・青果物は九州地区の長雨の影響で0.5%減少、白物家電の売れ行き不振が続く家電・情報機器は12.3%減、紙・パルプ(6.2%減)と自動車部品(17.8%減)も前年を下回り、全体として2.8%の減少となった。

車扱貨物は、石油が北海道での輸送終了で5.9%減、セメント・石灰石は定期修理の影響で55.7%減、車両(4.1%減)も前年を下回り、その結果全体では16.7%減少した。

台風6号、宮城県沖地震や東海道線での踏切障害事故の影響で、高速貨物67本が運休となった。